フランスに移住したばかりの時の私のフランス語力は一番簡単なA1さえも受からないレベルでした。
ちなみに会話力も全然ありませんでした。
英語を話す古くからの友人宅に泊めてもらっていたので、寂しい思いはしませんでしたが
自分では頑張ったつもりの1年間の勉強が全く生きていない事に打ちのめされました。
時間かけたものが全く生きてくれないと凹みますよね。
じゃあ、どんな方法が「会話をするために」向いているのか考えてみようと思います。
まず初めに手をつけるべきものは…
①発音!
大体のフランス語の先生や本で「後回しでいい」と言われている発音ですが、
会話のためには絶対必要です。
なぜなら、フランス語の音の発音は特殊で、同じような音で違う意味のものがいっぱいあるので
発音が悪ければリアルに伝わらないから、と言うのが一つ。
発音できない音は覚えられないし聞き取れないと言うのが二つ目。
発音は筋トレなので、時間がかかるので少しでも早めに始めて、さらに、間違った癖がつかないようにしたほうがいいと言うのが三つ目。直すの大変💦(現在進行形)
フランス人は私の39か国の経験の中でもずば抜けて悪い発音が嫌いなようで、ほっといてもとっつきにくいのが(ごめん)さらに難しくなるうえに、想像力で意味を理解しようという気概がないのが四つ目。
まだあるかもしれませんがこの辺で…
正しく発音はすぐにはできないと思います。日本語とも英語とも全く遠いので。
ただ、わかっててできないのと、わからないのだと全然違うので、初めに発音の方法をしっかり知っておくことは大事かなと思います。
②簡単な、役に立つフレーズを覚える
挨拶や買い物の時の定番のフレーズなんかを丸暗記すると、役に立つし気分も上がるのでお勧めです。
ちなみに、文法がわからないまま文章を覚えることになるので
「この単語の意味は何?この語順の意味は何?」とか疑問がむっちゃ出るのですが、そうするとその後の文法の吸収が早くなります。
③このタイミングで文法を!
発音の基礎を押さえて、疑問を十分ふくらましたら文法の基本的なところだけやります。
DELFで言うならA1ぐらいの基礎の基礎だけでいいです。
そのぐらいなら簡単に覚えれるから!
英語とそんなに変わらないから!
時制も、現在形と複合過去と近接未来っていうやつだけでいいです。
その3つなら覚えることもほとんどありません。(本当は細かく9つあります。10かな?)
これは、友人のフランス語を大学で教えていた先生も全く同意見でした。
理由は簡単に言うと「会話に慣れていない人がそれ以外の時制を使って話を盛り上げていくのは無理だから」です。
④単語を増やす
頻出ボキャブラリーと言うのがどの言語にもあってそれに絞って覚えます。
あとは、自分の好きな分野の単語だけプラスして覚えると友達を作りやすくなります。
私も、旅行系の単語とか国の名前、料理や食材の名前に特化して覚えています。
⑤実践
日記書くとか、歌を覚えるとか、もしくは語学交換のできる人を探して、アウトプットに慣れます。
単語と役立つフレーズの暗記は1日5分でいいので地味に続けるといいです。
そして、暗記よりも実践が大事なことを忘れずに。
なぜなら、私たち(日本人)はアウトプットが苦手だから。
日本語でも苦手なのに、フランス語だと魔法が起きる!とかは無いです。
そして、フランス人とのコミュニケーションにアウトプットは必須!です。
あいづち打てれば友情が育つこともある日本人やアメリカ人との、決定的な違いです(体験談)
ここまでだけできたところで、もう実戦で経験を積んでいくのに時間を費やすのをお勧めします。
2段回に分けて勉強するのがお勧めです
もっと難しい文法は、コミュニケーションが怖く無くなって、少しでもネイティブの友達ができて、単語数が増えてから、取り組む方が効率がいいです。
その時までに、溜まっている「伝えきれなくてもどかしい気持ち」が難しい文法を勉強する後押しをしてくれます。
これは、私の実際の経験です。
初期に一生懸命読んだ文法のルール、どんだけ頑張ってもちんぷんかんぷんだったのが、
しばらく間を置いてから勉強するとむっちゃスルスル入るんですよ!嬉しいし、面白い!
食べたことのない料理の作り方を習っても全く頭に入らないですよね
それとおんなじで、知らない文の作り方を学んでもダメなのだと思います。
聞いたことがあって、見たことがあって、なんか引っかかってる内容だから説明を聞いたときに
「あ!そう言うことか!」ってなるんですよね。
うちら、コンピューターじゃないので
プログラミングと同じインプットはできなくて当たり前です。
心を折らず、楽しい気持ちを保って、効率よくスキルを上げていこう♪
って言うのが私のテーマ
ちなみに、上記の内容はフランス語の試験に早く受かりたい人には全く当てはまりません。
試験勉強の得意な学校はいっぱいあるので調べてみてくださいね⭐️
ちなみに私は「東京フランス語学校」って言うところの授業を受けています。
先生の文法の説明が神で、むっちゃ助かってます。
最後に
今回のブログは私の個人的な経験と、こちらの本の内容を参考に書かせていただきました。
英語版しかなくて残念ですが、フランスの自己啓発本のレビューをしているブロガーさんがお勧めしていたものです。
こちらを参考にしつつ、自分の経験で効果的だったものだけを取り上げてこのブログに書かせていただきました。
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