誰も触れないフランス語の不思議 〜舌の位置〜


以前フランス語を始める際に、発音を飛ばさない方がいいと言うことを書いたのですが

そもそもなんで、「発音は飛ばしていい」って言う発想があるかと言うと

「フランス語の発音は日本人にはすごく難しい」という意見が一般的だからだと思うのですが


…難しくないぜ?


と言うのが、私の実感です。


英語ネイティブにはむっちゃ難しいと思います。

筋肉的に難しいはずです。わかっててもできないレベル。

日本に入るフランス語情報は英語圏経由なので、「難しい」ということになってるのではないでしょうか?


でも実際、

英語に比べて、全然難しくない。


英語、むずいですよね。口の中の見えないところで舌がすごい頑張ってるから、説明してもらわないとわからない。


そう!


説明がないから、フランス語の発音が難しいわけですよ!


私は、もともとフランス語を学びたかったきっかけが ”綺麗な言語だから” なので

”難しいから、綺麗でなくてもいいので伝わればいい”っていうのは全く本末転倒だったわけで、

すっごく発音の方法に拘っていろいろ調べたり、人に聞いたりしましたが

全く役に立つ情報がありませんでした 泣


『イとユの中間の音』とか…どんな音?!

『ウの口でイを発音』とか… イって言えちゃうんですけど?!

みたいな感じで全く正しい音に辿り着かず


次に国際発音記号を調べたのですが

こう言うの↓

舌の位置、前・中央・後ろの三択じゃあまったくわからないわけですよ!

これで、わかる人いるの?!


さらに、フランス人に聞くと


「こう言う音。"Œ"」


ってやってくれるんですけど、


ごめんだけど、全然わかんねぇ 笑


シャドーイングが重要って言いますけど

シャドーイングに辿り着かないわけですよ。

どうやってもその音にならないもん!!


さらに、フランス人は一概に 自分の口を指して「よく見て!"Œ"!!」って言うんですけど

見てわかったら苦労しないわ!といつも思っていました。


フランス留学経験者で同じ様な経験をした方も多いのではないでしょうか?


もっと英語みたいに、舌の位置とか、きちんと教えて欲しい!と思っていたのですが…


ある時、ピンときました!


一緒に考えてください…


①なぜフランス人は舌の位置の説明ができないのか

②なぜフランス人は口の形ばかり見せるのか

③なぜ毎回フランス語の先生に「ちゃんと口動かして!」と注意されるのか

③なぜフランス人は英語の発音が絶望的なのか(ごめんね)

④なぜ英語ネイティブのフランス語の発音がキモチワルイのか(ごめんね)


全部の要素を組み合わせて考えた結果、一つの結論にたどり着きました。


答えは、


「舌の位置(ほぼ)どうでもいいから」


attention!!

ここから先は、フランス語の先生でも言語学者でもない私が考えた末思いついた内容なので

ご自身の責任の上で活用していただきたいのですが

この方法で発音したら、私の発音は格段によくなりました。


舌の位置、どうでもいいと言うか、基本動かないんですよ。

"L" "OU" と鼻母音以外は基本常に下顎、下の歯にぎりぎり当たらないぐらいでビタっと下につけてみてください。

日本語よりも、舌の自由度が少ない感じです。

特に舌の両側面がしっかり下に付いているか意識してください。

あえて言うなら、”イ”の時の舌の位置です。

こうやって、舌と下顎を同化させて…

このまま、口の周りの筋肉だけで全部の音を出します。

それで、フランス語ならではのすごい微妙な違いの音を出しているわけです。


だから、口の形が一番大事

だから、舌が鍛えられてなくて英語の発音ができないし

舌の位置なんて考えたことないから、説明もできない。

英語ネイティブは口より舌が先に動いてしまうから発音が正しく出せない。


こんな結論にたどり着きました。


ちなみに、Lの時は日本語とほぼ同じ様に動きます。OUと鼻母音はちょっと違う動きをしますが、基本は一緒

”口(あごも含めて)の筋肉で音を出す” です。(また改めて説明したいと思います)


ーまとめー

  • フランス人の舌は、美味しいものを食べるためにあって、話すためではない。
  • フランス語の発音をする際の舌の位置は、基本的に口の下の方にぴったりくっつけたままでOK。(L, ou, 鼻母音以外)
  • 舌の先っぽは下の歯に当たらない様に心持ち引いておくと、フランス語らしい柔らかい音になります。
  • 舌を動かさず、唇と頬の筋肉だけで音が出る様にシャドーイングしてみてください。
  • 口の筋肉が楽しない様に気をつけるのがポイントです。



ちなみに、日本語は、ほとんど口の筋肉は使わず、舌の先だけで基本音を出す省エネ言語なので

口の筋肉のトレーニングが目下重視すべきところかなと思います。

ゆっくり、筋トレのつもりで丁寧に単語を読んでください。

私は3年頑張ったので、37歳にして5歳児ぐらいの発音はできる様になったかと思います。


(5歳児の話し方はカレ受けはいいので結果オーライ 笑)


シャドーイングでつまずいている方は是非お試しください!


「全然うまくいかないんですけど?!」みたいな意見もお待ちしております。

うまく行く方法を改めて研究してみます。


ちなみに、発音の説明は文章だけだと全く意味がわからないのを学習者の時に経験済みなので

ビデオ作ってみました。

編集テクないから適当で申し訳ないのですがw

顔が丸くてウケるw

La vie est belle!

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