「ヨーロッパ人は多言語を話す」のイメージですが フランスには当てはまりません。
2016年の調査によると、英語能力に関してはヨーロッパ内の最下位で29位。
(そして、日本はさらに低い35位 )
「フランス人はフランス語に誇りを持っているから、話せるけど話さない」という話は 知っている限り、ただのイメージか昔の話で、 今のフランス人は「英語が下手だから話さない」という意見が一般的かと思います。
先日、自分の所属するフランスの日本ファンが集まるFacebookグループと、日本のフランスファンが集まるFacebookグループの会話を見ていて、フランス人と日本人の意外な共通点に気づきました。
どっちも、言葉のミスに細かい
誰かが文法なり単語なりのミスをすると、必ず誰かが「間違ってますよ!」ってつつくのね。
そうすると、その人のやる気とか嬉しい気持ちが削がれてしまうじゃないですか…
そして、それって自分に結局帰ってくるのです。
さてさて、ここにフランス語で ”なぜフランス人は英語が話せないのか”について調べて一発目に出てきたブログを載せます。
理由として上がっているのは以下の通り
『度を過ぎた完璧主義』
『フランス人だから語学が下手だという思い込みと言い訳』
『書くことばかりに時間を使い、会話を後回しにする傾向』
『他国言語を使う機会が少ない』
『エリート意識が高く、やる気をそぐような環境』
なんだか、とっても、日本と一緒!! なんか親近感が湧きますね!
…ではなく、上記の傾向は海を越えても同様に悪影響だということです。
言葉というのは、コミュニケーションするための道具であって
元々かっこよく見せるための物でも、自己肯定力を上げるための物でも無いはずです。
言葉は、相手に伝わればいいのです。
相手に伝えるためには、そもそも語学力の他に相手に伝えようとする情熱、相手に伝えたい話のネタ、相手への理解と思いやりなんかが必要ですよね?
言葉の完璧さなんかはその次なわけです。
私の彼氏は、一度独力で成田空港から金沢駅まで新幹線で来なければいけなかったことがあります。
日本語は2ヶ月独学で勉強してみたみたいですが、それだけで日本語が話せるはずがありません。
日本で使える携帯電話も持っていませんでした。
が、全くもって完璧主義でない彼は
「テツダウ、イリマス!!!!! カナザワ!」
だけで、きちんと金沢駅まで時間通りにたどり着き
さらに新幹線の同席の金沢女子と片言で会話をしてきたらしく… (; ゚д゚)
「タベル! ハイ! オイシイ! ムッチャスキ!」だけで私の家族や親戚と仲良くなっていました。
要は、コミュニケーション力です。
完璧主義のせいで自分と周りのコミュニケーション力を折らないように。
自分と周りの、伝えたい気持ちを伸ばせるフランス語学習を心がけたいですね!
私なんか、B1レベルのフランス語でブログ書いたり料理教室したりしていますが
必要十分なだけ伝わるので喜んでもらえてます♪
伝わらなかったら『何がわかんなかったの?』って聞いてもう一回説明したらいいのです。
まとめ
- 言葉の完璧さはどうでもいいから、話そう
- 語学力よりコミュニケーション力を磨こう
- 楽しく学ぼう!
ちなみに、Facebookコミュニティを先日作ってみました (右上に載ってます↑)
今のところメンバー0ですw
フランス語を勉強する日本人と、日本語を勉強するフランス人を集めて、語学交換をしたり、情報交換をしたりする場になったらいいなぁと思っています。
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みんなが、自分のペースでアウトプットをしていけるような、アゲアゲでポジティブな場所にしたいと思います。
お待ちしています!
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