「Rの発音でつまずいている人へ」でも書きましたが
フランス語で私が一番難しいと思う発音はRではありません。
それは
ウ系の音たち
です。
これが、むちゃくちゃ手こずりました!
フランス語では、日本語の「ウ」の音は存在しません
しかし!
日本語で表すとき、「ウ」としか書けない母音が4つあります。
E / EU / U / OU
(※代表的なものだけ書いてます)
国際音声記号の図で書くとこの辺りです。
ちなみに、私はこの表は
使いません!!
私が勉強したときに、役に立つかと思って取り組んだけど全く訳がわからなかったので。
さて今回のブログのテーマは
上記の4つの音 E / EU / U / OU の違いが大事かどうかと言うお話です。
簡潔に言って、
大事です。
避けて通ってはいけません。なぜなら、母音なのですごくよく使うからです。
発音とアクセントは分けて考えよう
ここで少しお話ししておきたいのですが、
発音を考える際に、Prononciation(発音)とAccent(アクセント)というのがあります。
この二つを
言葉を間違いなく聞き取るために必要なもの → 発音
言葉をきれいに聞かせるためのもの → アクセント
と、私は分けて考えています。
きれいなアクセントは憧れるのですが、時間がかかるので追々整えていくとして、
まずは、「正しい発音」をできるようにして、言いたい単語がきちんと伝わるようにしていくのが先決だと思います。
ちなみに、今回の4つの音は 『発音』の分類になります。
上の表で、œとøをまとめています。どちらもEUの発音ですがフランス人にとってもほとんど違いがないのでその辺は『アクセント』ということで今回は考えないことにしようと思います。
どうしてこの発音を練習しないといけないの?
日本で売られているフランス語の本などは、この発音を重視していないものが多いように思われます。
私の気に入って使っていた、フランス語入門の本なんかは、”全部ウでいい”って書いてました。
でも、実際フランスに来て、気付きました。
全部いっしょでいい訳ない!
だって、伝わらないですもん。
ジェスチャー混ぜて、英語で伝えて、文章にして言わないと伝わらなかったと言うことは、その発音じゃあ伝わらないって言うことですよね。(体験談です)
さらに、単語でこの4つ部分だけが違って紛らわしい上にすごくよく使う単語がいっぱいあるからです。
例えば…
que:英語のthat (quはアルファベット二つでk/cの音になります)
queue:尻尾
cul:ケツ (最後のLは発音しません)
cou:首
この4つ、カタカナで書こうとするとすべて 「ク」になります。
げぇ!!!!
ってなりません? 私はなりました 笑
ちなみに、一番難しいのは OU なので、
「首が痛い」と言う時はかなり高い確率で「尻尾」か「おケツ」が痛いことになってしまいます。
このせいで、私は長い間ずっと「首が痛い」とは言わないようにしていました 笑
ちなみに、フランスに住み始めてすぐの頃 "Merci beaucoup" の"ボクー"の部分が
"Beau cul" 「きれいなおケツ」 に聞こえると笑われました… (恥ずかしい///)
ちなみに、EU の音は ウとオの中間 の音なので、きちんと発音できるようにしておかないとOを含む単語側でも不都合が出ます…
「ココロとカラダ」ってフランス語で何と言うでしょうか?
"le CŒUR et le CORPS"
ちなみにœuとeuは発音いっしょです。corpsの最後のpsは読みません。つまり真ん中の母音部分しか違わないのに対極のものを言うことになります。
ちなみに、COURS(授業)っていうのもありますね。
学生さんなら良く "J'ai le cours aujourd'hui "ー私は今日授業がありますー とか言うと思うのですが
"J'ai le cœur aujourd'hui "ー私は今日は心がありますー になったら、やっぱり困りますよね?
(普通は、流石に2つ目は変な文なのでわかってもらえるので大丈夫ですけどね。)
この4つの音は、聞いていただくとわかると思うのですが、結構違います。
上の発音記号でも全然違いますよね?
ただ、なぜかどうしても同じ音が出せないんですよねー
でも、安心してください。
私、この発音が簡単に出せる方法を説明します!
今後話す発音方法は私のオリジナルです。悪しからず。
以前、「誰も触れないフランス語の秘密〜舌の位置〜」でも書きましたが、
私はこの数年間勉強してきて、フランス語の発音を日本人にわかりやすく説明している資料を見つけることはできなくて、
なので、シャドウイングしながら、いろんな人に聞いて、100%「正しい発音!」と言ってもらえる音の出し方を、口の形と舌の位置にこだわって探しました。
なので、言語学者でもなくフランス語の先生でもない私の100%オリジナルで、
裏付けになる資料がありません…
その上で、読んでいただいて、自分で発音してみて確認してみてくださいね!
それでは、次回から一つずつ詳しく説明していきます。
また読んでいただけると嬉しいです。
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ー まとめ ー
- フランス語にはウの音が4つある
- その4つの音は結構違うにも関わらず、確実に分かるよう発音するのがすごく難しい
- でも、きちんと発音できないとかなり恥ずかしい目に遭う!
2コメント
2020.05.09 04:28
2020.05.09 03:15