B1レベルのフランス語力でビストロ勤務をこなすNanaの
手抜きフランス語ブログにようこそ!
手抜きですが、発音にだけはかなり力を注いでいます。
先日「フランス語を難しくする4つの「ウ」の発音」という記事で書かせていただいた通り
ここから連続で【E】【EU】【U】【OU】の発音を細かく説明していきます。
もちろん発音方法の説明はいろいろあるのですが
私の場合は、会話ありきのフランス語なので
「会話の時にとっさに音を出せる様に」簡略化しています。
日本人が、だれでも、その音の特徴を掴んだ音を出せる方法 のつもりで書いています。
「通じへんやん!」と言う方はコメントお待ちしています。再度研究して修正します!
【注意!】
前の記事でも書いた通り、発音方法は先生から習ったものでは無く、実践しながら見つけた方法なので、使う場合はご自身で確認して使ってください
どっちつかずな【E】の発音の謎
本当に発音についての情報が薄いフランス語学習の本ですが、大抵【E】の発音のところで意味のわからない事が書かれています。
ー【E】は2つ以上の子音の前や語末の子音の前などに「エ」と発音する
ー【E】は語末にあると発音しない
ー それ以外は【E】はウと発音する(※軽く発音する)
…なにその「軽く発音」って?!
発音記号でいうとこの真ん中の音。
どこにも属す気のなさそうな、どっちつかずな音 笑
フランス語独特の音だそうです。
ちなみに、よくお世話になったフランス語学習ページ「北鎌フランス語講座」の発音のところでは
『語末の -e は発音しない: 本当は弱く「ウ」と発音するともいえますが、特に意識しなくても自然と発音されてしまうほど弱い音なので、むしろ「発音しない」と思ったほうがよいと思われるため、「発音しない」としておきます。』
…どういうこと?
【E】を日本人が簡単に発音するには
さて、それでは「意識しなくても自然に発音されてしまう音」の出し方です。
まず口の力を抜きます…
そして、舌の力も抜きます…
歯の力も抜いて…
音を出す! はい出来た!
イメージ的には、
お腹が痛くて気持ち悪くてどうしようもない!脂汗出てきた!みたいな時に
どうしようもなくて出すあの音…
どこにも、全く力を入れずに出す音なので、「意識しなくても自然に発音されてしまう音」
なわけです。
力抜くだけ!
出来ました?
細かく言うと、口を半開きにして、歯も半開きにして、舌の力を抜いて発される音です。
舌の力を抜くので、比較的舌の位置は奥気味になります。
フランス独特の珍しい音の割には、体力的には一番簡単な音 笑
この発音する時って笑顔作れないですよね。
だからフランス人て話す時真顔なんですよ、多分。
そもそも、発音しなくてもいいとか言われる【E】
発音練習する意味あるの?
この【E】の発音が生きる時っていつですか?と言うところなのですが
意外にすごくよく使います。
多分、一番よく使います。
フランス語で「私」ってなんて言うんでしたっけ?
"Je"
ほら!
カタカナで書くと「ジュ」になるんですけど、正しくは違うんですよ!
私たちには違いが聞こえないけど、フランス人には聞こえるんです。
特に"Je"の場合は【J】が「歯を絞めて出す音」なので、そのあときちんと【E】を「歯を軽く開いて」発音する必要が出ますよね。
("Se"もそうですよね。)
さすがに、他の意味と取り違えることはなさそうな単語ですが、フランス人は「変なのー」と思いながら聞いているはずです。
というのも、このコロナ外出禁止期間の間、トゥールにあるフランス人の彼の両親の家にお邪魔していたのですが、フランス語の発音についてブログを書きたいということをなんかの話の流れで話した時
「そもそもお前の"Je"変だしね」と彼パパにいわれて
うそーーーーーーーーーーーーん!!
ってなって 笑
こんな、フランス語超初級者でも知ってる単語の発音が間違ってたなんて!
聞くところによると、「Je とJuの間の音に聞こえる。その上Jの音も変(←これはまた今度)」とのこと…
そこで、この【E】の音の出し方を彼および彼両親にうんざりされながら研究するに至ったわけです。
しかも、4年もずっと間違った方法で発音していたものだから、変な癖が染み付いてなかなか取れない…
皆さんにはぜひとも早めに気づいて、早めに正しい癖をつけるのをお勧めします。
本当に、JeとかOuiとか、簡単でよく使う単語ほどクセが抜けなくて困ります〜
ー まとめ ー
- 【E】の音は、超絶簡単なのでぜひ気をつけて発音してみよう
- 【E】は、口の周りの筋肉を一気に緩めて出す音
- 多くの日本人が正しく「私」と言えていない(かもしれない)!!
0コメント